介護ベッドのレンタル料金は、介護保険を利用する場合としない場合とでは負担する料金の割合が変わります。
また介護保険を利用すると負担する料金の割合は、前年の所得に応じて1割から3割と費用を抑えることができます。
介護保険を利用しない場合は、レンタル料金は全額自己負担となります。
介護ベッドのレンタルを検討している方に向けて、レンタル料金の相場や購入した場合との違いを解説します。
また、福祉用具レンタルオンラインショップ「よぐGO」でレンタルができる介護ベッドもご紹介します。
介護ベッドの種類や料金が気になる方は参考にしてください。
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介護ベッドのレンタル料金は、介護保険の利用の有無で大きく変わります。
ベッド本体を例にしますと、介護保険利用時の負担額は、1割負担で、月約700円~1,200円程度ですが、利用しなければ、全額自己負担で月約7,000~12,000円程度です。
介護保険利用時のレンタル料金の目安は、1割負担で月約700~1,200円程度、年間で約8,400~14,400円程度となります。
さらに介護保険が利用できる場合レンタルのほうが、全額自己負担や購入するよりはるかに安くお使いいただけます。
条件を満たしているのであれば、介護保険を利用してレンタルすることをおすすめします。
ただし、前年の所得金額によっては2割、3割と負担金額が変わる点に気をつけましょう。
特に、現役並みの所得がある人は注意が必要です。
2018年8月より、現役並みの所得がある方は、介護サービス利用時の負担割合が3割となりました。
具体的には単身で340万円以上、2人以上で463万円以上の所得がある世帯です。
なお、負担割合が2割になるのは単身世帯で280万円以上340万円未満、または2人以上の世帯で346万以上463万円未満の所得がある世帯となります。
詳しくは、厚生労働省が配布している以下の資料をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/20180608.pdf
介護保険を利用する条件を満たさない場合、レンタル料金は全額自己負担となります。
全額自己負担でレンタルした場合、介護ベッドのレンタル料金は月約7,000~12,000円程度です。
1年~2年以上自己負担でレンタルする可能性があれば、購入した場合の金額を比較して検討するとよいでしょう。
介護保険を利用して介護ベッドをレンタルするメリットはいくつかあります、まずは料金面のメリットが大きいです。
また介護ベッドを購入した場合、ご自身の所有となりますが高額な費用負担となり、不要になった場合の廃棄も大変です。
しかし、介護保険を利用したレンタルであれば安価な料金で利用した期間の料金を支払えばよいほか、アフターサービスを受けることが可能です。
介護保険を利用して介護ベッドをレンタルすれば、必要な期間だけ安価に利用できます。
購入するよりも負担が軽いため、お身体に必要であれば、販売価格が高い高機能な機種も利用可能です。
介護ベッドの販売価格は、10万円のものもあれば40万円以上するものもあります。
昇降や背上げなどのモーターの数や搭載している機能によって価格は異なりますが、どれも高額なものばかりです。
買ってしまっては、購入後に「体に合わないから」と気軽に交換はできません。
将来的に購入を考えている場合でも、まずはレンタルから始めることをおすすめします。
レンタルしながら「体に合うか」「使いやすいか」などを検討し、気に入った機種があれば購入するとよいでしょう。
無料のアフターサービスが受けられるのも、介護ベッドをレンタルするメリットです。
購入する場合は保証期間が決まっており、不具合のケースによっては有償となることもしばしばあります。
修理するたびに費用がかかれば、かなりの負担になるでしょう。
そうした可能性も踏まえ、「モニタリング」という無料の点検・修理・交換を行ってくれる、福祉用具レンタル会社がおすすめです。
「なるべく費用を抑えるために介護保険を使いたい!」とお考えの方も多いでしょう。
しかし、だれでも利用できるわけではありません。
介護保険を利用するには、要介護認定で要介護2以上の認定を受けるか、そのほかの条件を満たす必要があります。
要介護2以上であれば、介護保険を利用して介護ベッドをレンタルできます。
介護ベッドのほか、車いすなどもレンタル可能です。
要介護をまだ認定されていない方は、お住まいの自治体や、お近くの地域包括支援センターに申請手続きの相談を依頼しましょう。
「高齢者福祉課」などの部署で受け付けています。
詳しくは、お住まいの自治体のホームページをご覧ください。
要介護2以上でなくても、条件を満たせば介護保険の利用は可能です。
主に日常的に起き上がりが困難な人、日常的に寝返りが困難な人であれば、例外的に介護保険を利用してレンタルできるケースがあります。
要支援・要介護1であっても要介護度の認定調査において、前述した起き上がりや寝返りなどの項目が不可評価であり、かつ医師の意見書・ケアマネージャーの判断で市区町村に申請をして、受理された場合となります。
詳しくは、厚生労働省のサイトをご覧ください。
参考:厚生労働省「要支援・要介護1の者に対する福祉用具貸与について」
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000875875.pdf
介護ベッドのレンタル料金は機種によって異なります。
搭載されている機能も機種ごとに異なるため、実際にレンタルできる介護ベッドを見てみましょう。
2Mの介護ベッドとは、2つのモーターがついている介護ベッドのことです。
高さ調整と背上げ機能をモーターによって使えるほか、背上げと足上げ機能が連動しているタイプもあります。
スマートフォンによる呼び出し機能がついている機種や身体に合わせて細かい調整ができる機種もあるため、身体のサイズなどに合わせて選びましょう。
例えば、「よぐGO」でレンタルできる2Mの介護ベッドには、「楽匠プラスXタイプ 2M」と「ミオレットⅢ 2M 木ボード」があります。
「楽匠プラス Xタイプ 2M」は、スマートフォンと連携する「ベッド操作」アプリが利用可能です。
スマートフォンにアプリをダウンロードして登録すれば、家庭内呼び出し機能やスマートフォンによる操作ができます。
衛生面に配慮し、接触頻度の高い手元スイッチを共有せず操作するといった使い方も可能です。
「ミオレットⅢ 2M 木ボード」は、低コストで省スペースに設置可能な介護ベッドです。
身長に合わせてロング・レギュラー・ショートから選べるほか、床ずれを防止するために膝位置のフィッティング機能も付いています。
利用者の太ももの長さに合わせることで、パーツを変更することなく膝を曲げる位置を調節可能です。
商品名 | 楽匠プラスXタイプ 2M | ミオレットⅢ 2M 木ボード |
介護保険利用時負担額 | 800円/月~ | 700円/月~ |
レンタル料 | 8,000円/月~ | 7,000円/月~ |
販売価格 | 380,000円 | 310,000円 |
3Mの介護ベッドとは、3つのモーターがついている介護ベッドのことです。
高さ調整・背上げ・足上げの3つの機能が独立しており、それぞれ別々に動かせることが特徴です。
3Mの介護ベッドも2Mの介護ベッドと同様に、スマートフォンで連携したり体にフィットさせるための機能がついていたりする機種が多いです。
例えば、「よぐGO」でレンタルできる3Mの介護ベッドには、「楽匠プラス Hタイプ 3M」と「楽匠FEEZ KQ-7833 3M 木調」があります。
「楽匠プラス Hタイプ 3M」はスマートフォンと連携できるほか、「ラクリアモーション」「らくらくモーション」「背ボトム単独動作」の3種類の背上げ機能があることが特徴です。
3種類の背上げ機能により、床ずれ防止や楽な起き上がりをサポートします。
「楽匠FEEZ KQ-7833 3M 木調」は、人間工学に基づく動作制御システムを搭載した介護ベッドです。
背ボトムと膝ボトムの動作6,500通り以上の組み合わせの中から、理想的な動作をプログラムしています。
その結果、背ボトムの角度を調整した際に起こる体のずれや圧迫感を大幅に軽減するほか、姿勢の崩れにくい起き上がりを実現しました。
商品名 | 楽匠プラスHタイプ 3M | 楽匠FEEZ KQ-7833 3M 木調 |
介護保険利用時負担額 | 1,100円/月~ | 1,200円/月~ |
レンタル料 | 11,000円/月~ | 12,000円/月~ |
販売価格 | 430,000円 | 459,000円 |
「結局どの介護ベッドがいいの?」
「介護保険を利用してレンタルしたい」
このようなお悩みがあれば、福祉用具レンタルオンラインショップ「よぐGO」までご相談ください。
お客様の状況に合わせ、最適な介護ベッドをご提案いたします。
「よぐGO」では13種類の介護ベッドをご用意しております。
豊富な種類の中から、体のサイズや用途に合った介護ベッドをお選びください。
どの介護ベッドにするか迷った時も、私たちにお任せください。
豊富な知識を持った福祉用具専門相談員が、お客様の状況をヒアリングしながら介護ベッド選びをお手伝いいたします。
レンタル介護ベッドの種類や料金、介護保険を利用する条件などをご紹介しました。
介護ベッドはレンタルか購入で入手できますが、利用期間によってはレンタルのほうがコストを抑えられるケースがあります。
レンタル中は点検・修理・交換が無料としている福祉用具レンタル会社もあるため、ずっと問題なく使いたい方はそうした会社を選ぶとよいでしょう。
福祉用具は身体状況の変化に合わせた対応が必要となるケースが多く、介護保険を利用してのレンタルを選択される方がほとんどです。
介護ベッドの種類はとても豊富でどれを選ぶか迷ってしまう方が多いです。
そうした場合は、「よぐGO」までご相談ください。
メールでのお問い合わせは下記にご記入、送信してください