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  • 公開日:2024.03.08
  • 更新日:2024.03.08

免許返納後の乗り物はどうする?移動手段として便利な電動車いす


「注意力・判断力・瞬発力」は、加齢とともに徐々に衰えるといわれています。
車の運転中に、信号の色の変化に気づかなかった経験がある方もいらっしゃるでしょう。

実際、75歳以上の高齢者において、運転に対する不安から免許返納するケースは少なくありません。

しかし「免許返納後は何に乗って外出すればよいのだろう」と、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。
そこで当記事では、免許返納後の乗り物・移動手段を解説します。

1.免許返納後の乗り物として便利な「電動車いす」の特徴と種類

警察庁の発表によると、2022年の運転免許証の自主返納者数は44万8,476人で、前年より6万8,564人減少しました。
このうち、75歳以上で免許返納した方は27万3,206人で前年より5,579人減少しています。

※引用:警察庁「運転免許の申請取消(自主返納)件数と運転経験証明書交付件数の推移」

また、ニッセイ基礎研究所の調査では、2020年以前に比べて「自家用車での移動」を主な移動手段とする方が増えていることも分かっています。
※出典:ニッセイ基礎研究所「第12回 新型コロナによる暮らしの変化に関する調査」

このことから、運転に対する不安から免許を返納したいと検討していても、移動手段として自家用車を手放せないでいることが把握できるでしょう。

そこで、免許返納後に車の代わりになる乗り物として「電動車いす」があげられます。
まずは、電動車いすの特徴や種類をご紹介します。

1-1.電動車いすの特徴

「電動車いす」は、電力によって動く車いすのことです。
ジョイスティックやハンドルなどを操作することで、運転ができます。

通行中は「歩行者扱い」となるため、歩道を走行できます。
また、運転免許は不要なため、免許返納後でも問題なく利用可能です。

なお、電動車いすは要介護認定(要介護2以上)されている方の場合、介護保険内でレンタル可能です。
免許返納後でも電動車いすを利用すれば、買い物へ行ったり外出したりできます。

電動車いすに不安がある方は、事前の練習や操作方法の説明についてていねいに対応してくれる事業所を選ぶことが重要です。
免許返納後の乗り物にお悩みの方は、電動車いすの利用を検討してみてください。

1-2.電動車いすの種類

電動車いすには「自走式」と「介助型」の2種類があります。

自走式 ご自身で操作可能なタイプの電動車いす
介助型 介助者による操作が必要な電動車いす

それぞれどのような特徴があるのか解説します。

1-2-1.自走式

「自走式」は、ご自身で操作するタイプの電動車いすです。
主に「標準型(ジョイスティック型)」と「ハンドル型」の2つに分類されます。

標準型 ・加速・減速を手元のジョイスティックで操作できる

・上下左右に動かせてジョイスティックを倒している間だけ動く

標準型の場合、走行中の操作はジョイスティックのみで完結するため、比較的簡単に走行しやすい点が特徴です。

ハンドル型 ・ハンドルとレバーを操作するタイプの電動車いす

・安定性があるため、主に段差や踏切の多い地域に適している

・「電動カート」や「シニアカー」と呼ばれることもある

ハンドル型は加速や減速をレバーで調整してハンドルで左右を操作できるため、車に似たような操作感が特徴です。

1-2-2.介助式

「介助式」は、介助者による操作が必要な電動車いすです。
介助者が車いすを押す際に、電動モーターでアシストしてくれることが特徴です。
また、下り坂ではブレーキが働いてくれるため、安全に走行できます。

たとえば、急な坂道やスロープ・長距離の場合でも、介助者の負担を抑えながら移動できます。
車輪が小さい電動車いすも多く軽量であるため、収納や持ち運びの面でも便利なことが特徴です。

2.免許返納後の乗り物【電動車いす】を利用するメリット

免許返納後の乗り物として、電動車いすを利用する場合のメリットを解説します。

2-1.手元で簡単に操作できる

自操用の電動車いすであれば、利用者自身が手元で操作できます。
スティックやハンドルだけで簡単に操作できるため、高度な技術も不要です。

自家用車の運転では他の車に気を使うケースもありますが、歩道を走行できる電動車いすであればご自身のペースで走行できます。

2-2.運転免許証がなくても走行できる

運転免許証不要で走行できるのも、電動車いすを利用するメリットです。
高齢者が運転免許返納をためらう理由で多かったのは、次の2つです。

・車がないと生活が不便になる

・運転する楽しみがなくなる

しかし、自主返納者の中には「交通事故を起こした」「運転中に危険を感じた」など、車の運転を不安に感じていた方もいらっしゃいます。

電動車いすを利用すれば、運転免許証がなくても走行できるうえにご自身のペースで比較的安全に走行できます。

3.免許返納後の乗り物【電動車いす】を利用する際の注意点

電動車いすを利用する際は、以下の項目に注意が必要です。

・操作に慣れるまでは広い場所で練習する

・初めて利用するときは介助者に同行してもらう

・夜間の使用は避ける

電動車いすの操作は簡単ですが、慣れるまでは何度か練習しておくと安心です。
初めて道路を走行する際は、万が一の事態を想定して介助者に同行してもらいましょう。

3-1.用途に合った手すりを選ぶ

玄関の上り下りを楽にする手すりは、用途に合ったものを選びましょう。

両手で体重を支えたい場合は、置き型の両手すりがおすすめです。
玄関のスペースが狭い場合は、突っ張り型手すりがよいでしょう。

どのようなタイプの手すりを使用したいのか、設置するスペースの広さはどれほどあるのかなど、用途や利用シーンに合ったものを選ぶのが重要です。

4.まとめ

注意力・判断力・瞬発力が低下する高齢者において、免許返納はご自身の身を守る手段です。
しかし、車がなければ「買い物が不便になる」「外出の楽しみが減る」など、不安もあるでしょう。

電動車いすを利用すれば、買い物も楽にできるうえに外出の楽しみも増えるなどのメリットがあります。
免許返納後の乗り物にお悩みの高齢者は、電動車いすや電動カートなどの利用も視野に入れてみてください。

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この記事の筆者
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ご高齢の皆様がご自宅で暮らす上での不安やお困りごと、その一つひとつを安心にかえるために、皆様の立場になって生活のご支援をしてまいります。
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