高齢になってくると、足腰に力が入らず歩くのがたいへんになります。
そのような方は、歩行をサポートしてくれる歩行補助つえを使用するのがおすすめです。
歩行補助つえを使用すれば、足腰にかかる負担が軽減されるため歩きやすくなります。
しかし、初めて歩行補助つえを使用する場合は、どのようなものを選べばよいのかわからずお悩みの方も多いでしょう。
本記事では、そのような方に向けて、レンタルできる歩行補助つえの種類と選び方を解説します。
また、購入可能な歩行補助つえもご紹介しています。
歩行補助つえのレンタルや購入を検討している方は、ぜひご覧ください。
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高齢になると足腰の筋肉が衰え、思うように歩けなくなるケースも少なくありません。
しかし、まだまだご自身の力で歩き、さまざまな景色を楽しみたいですよね。
そのような方におすすめしたいのが、歩行をサポートする歩行補助つえです。
まずは、歩行補助つえを使用するメリットをご紹介します。
歩行補助つえを使用すれば、足腰にかかる負担を軽減できます。
つえに体重をかけることで、足腰にかかる体重をつえに委ねることが可能です。
そのため、足腰に痛みがあり自力で歩くのがたいへんな場合も、痛みを軽減できます。
痛みが軽減されれば、スムーズに歩行できるでしょう。
「厚生労働省」が公表している資料によれば、人間の平衝機能は20代から徐々に低下することがわかっています。
例えば、70代の女性が両目を閉じて片足で立っていられる時間は、およそ10秒間です。(※出典:厚生労働省)
歩行補助つえを使用すれば、体重を支える面積が大きくなり歩行時のバランスが保ちやすくなります。
また、手すりのない場所であっても、歩行補助つえがあれば体重を支えられるため歩行も楽になるでしょう。
歩行が不安定になると安定したリズムで歩くのが難しくなります。(※出典:保健福祉広報協会)
そのようなときは、歩行補助つえを使用して2動作歩行や3動作歩行をすることでリズムが整い、歩行が安定します。
なお、2動作歩行とは、つえと動かしにくいほうの足を同時に前に出してから反対の足を前に出す歩行のことです。
3動作歩行は、つえを前に出してから動かしにくいほうの足を前に出して反対の足を前に出す歩行のことをいいます。
歩行補助つえを使用すれば、歩行が安定し転倒のリスクも避けられるでしょう。
ここからは、レンタルできる歩行補助つえの種類をご紹介します。
併せて、歩行器のレンタルも検討している方は、以下の記事も参考にしてみてください。
『歩行器のデメリット3つ!種類別におすすめの人の特徴を解説』
商品名 | アシスト多点杖 |
介護保険利用時負担額 | 100円/月~ |
レンタル料 | 1,000円/月~ |
販売価格 | 14,400円 |
多点つえは、脚の部分が3~4本に枝分かれしているつえです。
なお、脚の部分が3本のつえを三点つえ、4本のつえは四点つえと呼びます。
他のつえと異なり、体重を支える面積が広いため歩行が安定するのが特徴です。
ただし、階段や段差のある道では使用できないため、用途に合わせて選ぶ必要があります。
平らな道で使用する分には、安定性がよくおすすめのつえです。
体重を支える面積の大きい多点つえは、安定した歩行補助つえを検討している方におすすめです。
上記画像の「アシスト多点つえ」は、介護保険を利用すれば月100円からレンタルできます。
商品名 | クイックフィット松葉杖 |
介護保険利用時負担額 | 50円/月~ |
レンタル料 | 500円/月~ |
販売価格 | 9,000円 |
年齢問わず、けがを負った際に使用するイメージのある松葉つえ。
介護用品の松葉つえは、1本で使用する場合と2本で使用する場合に分かれます。
用途は利用者により異なりますが、体重を支えられるため歩行時のサポートに最適です。
握力が弱ってきた方には、両脇と両手で体重をしっかり支えられる松葉つえをおすすめします。
上記画像の松葉つえは、介護保険を利用して月50円からレンタル可能です。
商品名 | ロフストランドクラッチ杖KR-108B |
介護保険利用時負担額 | 100円/月~ |
レンタル料 | 1,000円/月~ |
販売価格 | 9,350円 |
クラッチつえは、腕と手の力で体重を支えるつえです。
つえの上部に腕をとおすカフがあり、その下にグリップが付いています。
手に力が入りにくい方でも、腕を固定することで安定した歩行が可能です。
握力が弱ってきた高齢者におすすめのつえです。。
2箇所で体重を支えられるため、握力が弱い方や手首に力が入りにくい方におすすめです。
上記画像の「ロフストランドクラッチつえ」は、介護保険を利用して月100円からレンタルできます。
歩行補助つえを使用すれば、足腰への負担が軽減され歩行がスムーズになります。
しかし、初めてつえを使用する場合、どのようなつえを選べばよいのか疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ここからは歩行補助つえの選び方を解説します。
歩行補助つえが使いにくければ、余計に歩きにくくなったり転倒の可能性も高まったりしてしまいます。
ご自身の身長に合うか、つえが軽すぎたり重すぎたりしないかなど、細かくチェックすることが大切です。
体に合ったつえを選べば、歩行がスムーズになり歩くのが楽しくなるでしょう。
歩行補助つえは、四点つえやクラッチつえなど、さまざまな種類があります。
例えば、四点つえは階段や段差のある場所では不便なので、クラッチつえのほうがおすすめです。
どのような場所で使用する機会が多いのか、生活環境に合わせてつえを選びましょう。
ここからは、介護保険適用外の歩行補助つえをご紹介します。
商品名 | かるがもファムII 伸縮型 |
販売価格 | 6,820円 |
「かるがもファムII 伸縮型」は、6,820円で購入できる歩行補助つえです。
左右どちらの手にも馴染むオリジナルグリップを採用しました。
また、ネイビー・ワインなど、色のバリエーションも豊富です。
使いやすくおしゃれな歩行補助つえを使用したい方におすすめします。
商品名 | かるがもファムⅡ 折畳 |
販売価格 | 8,250円 |
外出先で歩行補助つえを収納したい場合は「かるがもファムII 折畳」のように、折りたためるつえもおすすめです。
折畳できる歩行補助つえであればバッグに収納できるため、置き忘れることもないでしょう。
また、対応身長145~160cmで、小柄な方でも安心です。
気になる価格は、8,250円とリーズナブルになっています。
商品名 | 夢ライフステッキ 柄杖伸縮型 スリムタイプ |
販売価格 | 5,500円 |
チェックや花の柄が施された「夢ライフステッキ 柄つえ伸縮型 スリムタイプ」は、5,500円で購入できる歩行補助つえです。
おしゃれな柄がデザインされた歩行補助つえであれば、心が満たされて歩くのも楽しくなるでしょう。
普段の靴などと合わせて、ご自身好みのつえを選んでみてはいかがでしょうか。
高齢者の歩行をサポートする歩行補助つえには、四点つえやクラッチつえなど、さまざまな種類があります。
ご自身の使用環境や体に合ったものを選ぶことが大切です。
ご自身だけの歩行補助つえを持ちたい方は、購入可能な歩行補助つえをおすすめします。
購入可能な歩行補助つえは、おしゃれな柄が施されたものが多いため、持っているだけで歩くのが楽しくなるでしょう。
歩行補助つえのレンタルや購入を検討している方は、お気軽に「よぐGO」までお問い合わせください。
豊富な経験と資格を持つ福祉用具専門相談員が、サポートさせていただきます。
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