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  • 公開日:2023.10.19
  • 更新日:2023.10.20

介護保険で手すりのレンタルをする手順は?料金相場や手順もご紹介


加齢により足腰の筋肉が弱ってきた場合、ベッドから起き上がったりトイレでの立ち上がりが負担になったりすることがあります。

万が一屋内で転んでしまった場合、けがをしてしまうかもしれません。
手すりを設置することで、ベッドからの起き上がりもトイレでの立ち上がりもスムーズになるため安心です。

しかし、初めて介護を経験する場合、介護保険を利用してレンタルできる手すりの種類がわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、介護保険を利用してレンタルできる手すりの種類と料金をご紹介します。

手すりを設置して快適な生活を送りたい方や、利用者のために手すりを検討しているご家族の方は、ぜひご覧ください。

1.介護保険を利用して手すりをレンタルするメリット

介護保険を利用すれば、工事不要で設置可能な手すりをレンタルできます。
まずは、手すりをレンタルするメリットを解説します。

1-1.歩行をサポートできる

手すりをレンタルすれば、利用者の歩行をサポートできます。
介護が必要な高齢者の場合、足の筋肉が衰えているケースが大半です。
また、関節痛により膝が痛み、思うように歩けない方も少なくありません。

手すりを設置すれば、手すり自体に体重をかけられるため足や膝にかかる負担が軽減します。
その結果、室内の歩行が楽になります。

併せて、高齢者用の靴の選び方を把握したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
『高齢者用の靴は普通の靴とどこが違う?失敗しない選び方のポイント』

1-2.行動をサポートできる

行動をサポートできるのも、手すりをレンタルするメリットです。
例えば、ベッドで休む時間の多い利用者の場合、動かさない部位の筋力は低下します。
そのため、ベッドから起き上がるときや立ち上がるときは、ご家族や訪問介護員のサポートが必要でしょう。

しかし、手すりがあれば、ベッドから自力で起き上がったり立ち上がったりする手助けとなります。
利用者自身でベッドから立ち上がることが可能になれば、行動範囲が広がり筋力維持にもつながるでしょう。

1-3. 転倒の予防ができる

手すりを設置すれば、転倒の予防も可能です。
運動量が少ない高齢者の場合、動かさない部位の筋力の低下により、室内で転倒するリスクがあります。
しかし、適切な場所に手すりがあれば転倒を予防し、室内を安全に移動することも可能です。

2.介護保険を利用してレンタルできる手すりの種類と料金相場

次に、介護保険を利用してレンタルできる手すりの種類と料金相場をご紹介します。
手すりのレンタルを検討している方は、参考にしてください。

2-1.置き型手すり

商品名 たよレール 2型 BZ-N02
介護保険利用時負担額 250円/月~
レンタル料 2,500円/月~
販売価格 61,600円

上記画像は、室内移動の際に利用者の体重を支えてくれる置き型手すりです。
置き型手すりは取り付け工事不要のため、手すり代だけでレンタルできます。
手すりレンタルの料金相場は、200~650円程度/1か月です。(介護保険利用時)

また、介護保険を利用しない場合は10割負担になるため、2,000~6,500円程度/1か月がレンタル料金の相場となります。
手すりの価格は、福祉用具貸与事業者により変動します。

上記画像の手すりであれば、介護保険を利用して250円/1か月からレンタル可能です。
置き型手すりを設置して、ベッドからの起き上がりや室内移動をスムーズにしましょう。

2-2. 突っ張り型手すり

商品名 ベスポジ-E 基本セット
介護保険利用時負担額 300円/月~
レンタル料 3,000円/月~
販売価格 49,500円

上記画像の突っ張り型手すりは、天井と床で手すりを固定することにより利用者の行動をサポートします。
このタイプの手すりも工事不要です。
突っ張り型手すりのレンタル料金相場は、400~500円程度/1か月です。

また、室内の適切な場所に複数設置すれば、広範囲にわたって利用者の室内行動をサポートできるでしょう。
広範囲の行動をサポートする場合は、少しでもレンタル料金の安い手すりを選びたいですよね。

上記画像の突っ張り型手すりであれば、300円/1か月からレンタル可能です。(介護保険利用時)
簡単に設置できる手すりをレンタルして、利用者の室内行動をサポートしましょう。

2-3. トイレ用手すり

商品名 洋式トイレ用ベストサポート手すり
介護保険利用時負担額 300円/月~
レンタル料 3,000円/月~
販売価格 62,700円

トイレ用手すりのレンタル料金相場は、300~700円程度/1か月です。(介護保険利用時)
自身でトイレを使用できる利用者であっても、トイレで座ったり立ったりする際に体のバランスを崩し転倒する恐れがあります。
ご家族の目の届かない個室での転倒は、避けたいものです。

上記画像のトイレ用手すりであれば、300円/1か月でレンタル可能です。(介護保険利用時)
また、トイレの手すりはトイレの形状に合わせて適切な手すりを設置できます。
トイレ用手すりを設置して、トイレでの転倒を予防しましょう。

3.介護保険を利用して手すりをレンタルする手順

次に、介護保険を利用して手すりをレンタルする手順を解説します。

3-1.介護保険を利用して手すりをレンタルする手順

まず、介護保険制度を利用するために、要介護認定を受けましょう。
要介護認定を受けないと、介護保険制度は利用できません。
お住まいの自治体の窓口で申請してください。
なお、ご家族やケアマネージャーが代理で申請することも可能です。

3-2.ケアマネージャーに相談する

次に、手すりが必要であることをケアマネージャーに相談しましょう。
福祉用具貸与サービスを提供しているのは、市町村または都道府県の指定を受けた福祉用具貸与事業者のみです。
利用者やそのご家族に合った福祉用具貸与事業者を選ぶために、ケアマネージャーに相談してください。

3-3.福祉用具貸与事業者を選ぶ

次に、手すりをレンタルする福祉用具貸与事業者を選びます。
福祉用具貸与事業者によって、手すりのレンタル料金やサービス内容が変わります。
ケアマネージャーと相談して、どの福祉用具貸与事業者がよいか決定しましょう。

3-4.福祉用具専門相談員に相談する

福祉用具貸与事業者には、福祉用具専門相談員が配置されています。
利用者と住宅環境に適した手すりを選ぶために、福祉用具専門相談員に相談しましょう。
例えば「ベッドから起き上がるのが難しい」と相談すれば、ベッドの起き上がりに最適な手すりをアドバイスしてくれるはずです。

3-5.手すりを契約する

レンタルしたい手すりが決定したら、福祉用具貸与事業者から契約内容や料金の説明を受けて契約します。
契約の際は、ケアマネージャーに同席してもらうのがよいでしょう。

以上の手順で、介護保険を利用した手すりのレンタル手順は完了です。
なお、レンタル開始後は、手すりの点検や利用状況を確認するため定期的にモニタリングが実施されます。

4. 介護保険を利用して手すりをレンタルするなら「よぐGO」にお任せください

「よぐGO」では、介護保険を利用してレンタルできる手すりをご用意しています。
本記事でご紹介した、置き型手すり・突っ張り型手すり・トイレ用手すりなど、利用者の状態や住宅環境に合わせた手すりをお選びいただけます。

また、工事不要で設置できる手すりのバリエーションも豊富です。
さらに、よぐGOを運営するやさしい手の福祉用具貸与利用者は月間7,000名に達し、そのうちの90%の方にご満足いただいております。

豊富な経験と資格をもつ福祉用具専門相談員が、丁寧にサポートします。
初めての介護にお悩みの方や、介護用品をお探しの利用者様は「よぐGO」にお問い合わせください。

5.まとめ

介護保険を利用すれば、1割(所得に応じて2~3割)の自己負担額で手すりのレンタルが可能です。
手すりがあれば、ベッドからの起き上がりや立ち上がりが楽になり、室内移動もスムーズになるでしょう。

また、トイレなどの個室における転倒を予防できれば、ご家族も安心できるはずです。
やさしい手の福祉用具専門相談員が、利用者の状態や住宅環境に適切な手すりを提案します。
手すりの設置を検討している方は、お気軽に「よぐGO」までお問い合わせください。

この記事の筆者
全国380カ所で在宅介護サービスを提供しています。

介護に関するあらゆる悩みに対応いたします。
ご高齢の皆様がご自宅で暮らす上での不安やお困りごと、その一つひとつを安心にかえるために、皆様の立場になって生活のご支援をしてまいります。
「住み慣れた家で、最期まで生きる」その想いを、私たちが実現します。