歩行器と歩行車は、レンタル可能な福祉用具の一つです。
脚や車輪、グリップなどが激しく摩耗するイメージもありますが、レンタル商品であれば無料で修理や交換ができます。
また、歩行器・歩行車のレンタルは、自費はもちろん、介護保険を利用することも可能です。
自己負担額は収入により異なりますが、1~3割となるため全額負担よりもかなり費用が抑えられます。
では、レンタル歩行器・歩行車にはどのようなタイプがあるのでしょうか?
実際にレンタルできる商品をご紹介します。
CONTENTS
歩行器は屋内利用、歩行車は屋外利用を推奨されている「歩行補助具」です。
下半身の筋力低下、病気や怪我などでうまく歩けない方などが使用します。
杖と歩行器・歩行車の違いは、支える脚の数です。
杖は1本のみですが、歩行器と歩行車は4本で安定性があります。
歩行器は、屋内利用が推奨されている歩行補助具です。
一部の商品には、屋外利用もできる機種もあります。
タイプはさまざまですが、主に次の2つがよく利用されています。
・ピックアップ型歩行器…4脚のコの字型のフレームを1歩ずつ進行方向に移動させながら歩行を補助する。
・キャスター型歩行器…握力が弱いなどの場合に持ち上げずに移動を補助する。素材もアルミ主体からカーボン素材のより軽量なものになっている。
歩行車は、屋外利用が推奨されている歩行補助具です。
屋外利用を目的としているため、歩行器の脚とは異なり大きめの車輪がついています。
前輪が溝にはまらないよう、2輪になっている機種もあります。
レンタル歩行器・歩行車をお探しの方のために、レンタル可能な機種をいくつかご紹介します。
介護保険利用時の負担額とレンタル料・販売価格も掲載しているため、参考にしてください。
1つ目にご紹介するのは、固定式歩行器です。
歩行器の脚は固定されているため、歩行時には持ち上げて進みます。
室内での利用が目的で、上半身にある程度の筋力が残っている方におすすめです。
前脚に滑り止めがついているものもあれば、キャスターや車輪がついているものもあります。
滑り止めがついているものは前に滑らずしっかりと支えられ、キャスターや車輪がついているものは移動がスムーズになる点がメリットです。
滑り止めがついている機種は、「セーフティーアーム SAWR」です。
先ほどご紹介した「ピックアップ型歩行器」にあたります。
自立歩行をサポートする歩行器であり、足腰にかかる負担を軽減して歩行をサポートします。
2.8kgと軽量なほか、使用者身長目安は130~150cmと比較的低い方におすすめです。
「セーフティーアームCタイプ SAWCR」は、ストレートキャスターの前脚が特徴の歩行器です。
こちらは、「キャスター型歩行器」にあたります。
方向転換が自分のペースででき、上から荷重をかけると作動するブレーキもついています。
「セーフティーアーム Mタイプ SAWMR」は、前脚に可動性の高いキャスターがついている歩行器です。
キャスターの向きを自在にできるほか、少し大きめの車輪となっているためちょっとした段差であれば乗り越えられます。
使用者身長目安は140~165cmのため、さまざまな身長の方が使用可能です。
もし165cm以上の方であれば、ハイタイプの機種がおすすめです。
商品名 | セーフティーアームSAWR | セーフティーアームCタイプ SAWCR | セーフティーアームMタイプ SAWMR |
介護保険利用時負担額 | 200円/月~ | 200円/月~ | 200円/月~ |
レンタル料 | 2,000円/月~ | 2,000円/月~ | 2,000円/月~ |
販売価格 | 18,500円 | 25,000円 | 28,500円 |
肘支持歩行器はサークルウォーカーとも呼ばれ、肘をついて押しながら歩きます。
握力が弱い方や指が変形していてグリップを握れない方、下半身の筋力が弱い方などにおすすめです。
肘支持歩行器の「アルコ―1S」は、コンパクト折りたたみ歩行器です。
幅が78cm以上ある廊下で回転できます。
本体前部(Xフレーム部)が本体内側に収められているため、回転時に壁や家具などに接触しにくいです。
上部マットは幅広で安定感があり、安心してご利用いただけます。
商品名 | アルコ―1S |
介護保険利用時負担額 | 393円/月~ |
レンタル料 | 3,930円/月~ |
販売価格 | 61,000円 |
買い物や散歩などで外出する機会が多い方には、歩行車がおすすめです。
物を入れるバックがついているほか、疲れた時は腰を掛けて休むこともできます。
「テイコブリトルスリム WAW04」は、本体幅47cm重量4.5kgと非常にコンパクトで軽く、小回りが利くスリム歩行車です。
前輪には2つ車輪がついているため、溝にはまりにくくなっています。
ハンドルの高さは64~91cmと幅広く設定でき、身長が低い方から高い方までご利用可能です。
「ミケーレ WAG01」は、洗練されたデザインの歩行車です。
座面高50cmで立ち座りがしやすいほか、座面が広いため男性でもゆったり座れます。
足で踏んで前輪を持ち上げる「ティッピング機能」もあり、段差を楽に超えられることも特徴の1つです。
商品名 | テイコブリトルスリム WAW04 | ミケーレ WAG01 |
介護保険利用時負担額 | 300円/月~ | 300円/月~ |
レンタル料 | 3,000円/月~ | 3,000円/月~ |
販売価格 | 60,280円 | 55,000円 |
室内歩行車とはその名のとおり、室内で使える歩行車です。
屋外用と異なる点は、小物や飲食物を運べるトレイがついていることでしょう。
室内で使うことが前提のため、疲れた時に座れる座面はありません。
レンタルできる室内歩行車を2つご紹介します。
1つ目は、「レッツゴー」です。
フレームは北欧デザインのウッドパターンとシャープなレッドがあり、おしゃれを楽しむこともできます。
バスケットには最大3kg、トレイには最大5kgまで積載可能です。
SGマークもついているため、安心してご利用いただけます。
2つ目は、「レッツゴー ミニ」です。
先ほどご紹介した「レッツゴー」のコンパクトタイプで、小柄な方や狭い廊下でも扱いやすい設計となっています。
日本人の住環境や体形に合わせた設計をしているため、「標準タイプだと大きくて使いにくい」「家が狭くて使いにくい」といった悩みがある方にはおすすめの機種です。
商品名 | レッツゴー | レッツゴー ミニ |
介護保険利用時負担額 | 300円/月~ | 300円/月~ |
レンタル料 | 3,000円/月~ | 3,000円/月~ |
販売価格 | 44,550円 | 42,900円 |
福祉用具のレンタル事業者では、基本的に当日予約なしで利用はできません。
福祉用具のレンタル事業者で借りるのであれば、事前に問い合わせて予約するのがおすすめです。
事前に使用方法や体の状態を伝えることで、状況に合った車いすを提案してくれたり、納品場所を相談したりすることができます。
「よぐGO」のレンタル商品は、点検・修理・交換が原則無料です。
歩行器や歩行車は脚・車輪・グリップが激しく消耗するイメージがありますが、日常使いでの摩耗であれば修理・交換ができます。
定期的な点検も行っているため、安心してご利用ください。
(状況によっては料金が発生する場合がありますので、ご確認ください。)
一口に「歩行器」「歩行車」といっても、さまざまな種類があります。
歩行器であれば「ピックアップ型歩行器」と「キャスター型歩行器」があり、介護の経験がない一般の方が見ればどれを選べばよいかわからないことが多いのが現状です。
そのような方のために、「よぐGO」は専門知識のある福祉用具専門相談員が歩行器・歩行車選びをお手伝いします。
お客様の身体状況や環境に合わせて最適な商品をご提案するため、お気軽にご相談ください。
お仕事や介護・育児で忙しく、なかなか相談する時間が取れない方もいます。
そのため、なかなかレンタルに踏み切れない方もいるでしょう。
しかし、「よぐGO」ならいつでもご相談いただけます。
パソコンやスマートフォンから24時間相談可能です。お忙しい方も時間や場所を気にせずご相談ください。
歩行器と歩行車の種類と特徴を解説するとともに、レンタル可能な機種についてご紹介しました。
歩行の補助として使われる歩行器・歩行車は、体の状況に応じて機種を変更する必要があります。
下半身の筋力があるうちは固定式歩行器が使えるかもしれませんが、握力や全身の筋力が衰えれば肘支持歩行器や歩行車への交換が必要になるかもしれません。
そのため、歩行器はレンタルがおすすめです。
レンタルであれば点検・修理・交換が無料のため、購入するよりもコスパがよくなります。
「歩行器は種類が多くてよくわからない」
「体に合ったものを選びたいけれど、どうしたらよいかわからない」
このようなお悩みがあれば、福祉用具レンタルオンラインショップの「よぐGO」までお気軽にご相談ください。
専門知識を持った福祉用具専門相談員が、歩行器・歩行車選びをサポートいたします。
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