車いすの自費レンタルの料金は？購入との違いや種類と料金もご紹介

車いすを自費でレンタルする場合の料金や、レンタルと購入との違いを解説します。実際にレンタルできる車いすの具体例もご紹介しますので、介護保険が利用できず自費でレンタルするか購入するか迷っている方はぜひ参考にしてください。

介護保険が利用できない方が車いすをレンタルする場合は、自費での支払いが必要です。
介護保険利用時には自己負担1割（収入により2割・3割）で利用できますが、自費でのレンタルは全額（10割）自己負担となってしまうため、料金が気になる方もいるでしょう。※事業所独自サービスの料金設定がされている場合あり

そこで、車いすを自費レンタルする場合の料金を説明したうえで、自費でのレンタルと購入ではどちらがお得になるのかをケースごとに解説します。
福祉用具のレンタルオンラインショップ「よぐGO」で扱っている車いすの種類と料金も掲載しているので、自費での車いすレンタル費用が気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.車いすの自費レンタルの料金

車いすの自費レンタルの料金は、レンタル事業者や車いすの機能によって異なります。
自走式や介助式の標準または多機能型（ひじ掛・フットレスト可動）車いすの場合、月5,000～8,000円前後です。
リクライニング・ティルトタイプ機能付の場合は月8,000～15,000円前後となります。

また、電動車いすは月15,000円～40,000円前後です。
ご負担額を減らせるよう、事業所独自サービスの料金が設定されているケースもあります。

2. 車いすは自費レンタルと購入どちらがよい？

車いすの自費レンタルは、短期間の利用や購入価格が高い車いすの際にし、長期で利用する場合は購入がお得です。
レンタルか購入かで迷ったら、どのくらいの期間利用する可能性があるかを考えたうえで、検討しましょう。

2-1. 短期間の利用や購入価格が高い車いすはレンタルがお得

例えば、怪我などで一時的に必要な場合や身体状況の変化に合わせて車いすを変更したい場合は、レンタルがおすすめです。
レンタル期間の途中でも中止できるケースもあるため、必要なときだけ利用できます。

料金は車いすのタイプや事業者の価格設定により異なるため、複数の車いすを比較したうえで選ぶとよいでしょう。

実際に「よぐGO」でレンタル可能な自走タイプ「ネクストコアNEXT-11B」で考えた場合、月5,000円で年間60,000円がかかる計算となります。
販売価格が11万円のため、利用期間が2年よりも短いのであればレンタルのほうが安く抑えられるでしょう。

2-2. 長期で利用するのであれば購入がお得

年齢にともなった筋力低下や病気などで自力での歩行が難しくなり、長期的に車いすが必要な状況の場合、購入した方が費用を抑えられる計算となります。

先ほどご紹介した自走タイプ「ネクストコアNEXT-11B」であれば、レンタルで2年以上継続利用された場合で元が取れる計算になります。
注意が必要なのは、身体状況の変化によって買い替えが必要になる場合、買い替えのたびに費用がかさんでしまうことです。
例えば、最初は自走タイプを使用していたものの身体状況が変化し、楽な姿勢を維持する必要が生じリクライニング・ティルトタイプに買い替えたくなるかもしれません。
もし、新たに購入するならば、かなりの費用がかかってしまいます。

複数台購入すると負担が大きくなってしまうため、車いすの購入は一度限りが理想です。

3.自費レンタルできる車いすにはどのようなものがある？

自費レンタルできる車いすをタイプ別にご紹介します。
実際にレンタルできる車いすと料金を掲載していますので、参考にしてください。

3-1. 介助タイプ

介助タイプの車いすは、人に押してもらうことを前提とした車いすです。
自走タイプよりも後輪が小さいため軽量・コンパクトであり、持ち運びや収納が簡単にできます。
ご利用者ご自身で操作が難しく少しでも軽くコンパクトな車いすをお探しの方は、介助タイプがおすすめです。

では、具体的にどのような車いすがあるのでしょうか？
実際にレンタルできる介助タイプの車いすを3つご紹介します。

①ネクストコア　NEXT-21B

レンタル料	5,000円／月～
販売価格	110,000円

全幅が54cmの軽量スタンダード車いすです。スタンダートタイプといいながらもフットサポートの高さを工具なしで調整できる新機構を採用したほか、左右別々から背張り調整ができるため「正面」「側面」「上面」の3方向から姿勢を整えることも出来、超軽量＆コンパクト設計により女性や高齢の介助者でも扱いやすい車いすとなります。

②カルッタ　CRT-2

レンタル料	3,500円／月～
販売価格	118,000円

重さわずか7.9kgの超軽量スタンダード車いすです。
力の弱い方でも軽々扱うことができるため、介助者の負担軽減に繋がります。本体は軽くても耐荷重は100kgまであるため、丈夫さも兼ね備えた車いすです。

②ネクストコア　NEXT-21B-HB

レンタル料	5,000円／月～
販売価格	110,000円

扱いやすさと機能を両立したスタンダードタイプです。

①でご説明させて頂いたNEXT-21Bのノーパンクタイヤ仕様となります。タイヤの空気圧調整の必要がないため、メンテナンスにかかる時間を減らしたい方におすすめです。

3-2. 自走タイプ

自走タイプは、自分で操作するタイプの車いすです。
後輪の外側にあるハンドルを漕いで移動します。
坂を上るときや長距離移動の際は、介助者に押してもらうことも可能です。
では、具体的にどのような車いすがあるのでしょうか？
実際にレンタルできる自走タイプの車いすを3つご紹介します。
①ネクストコア　NEXT-11B

レンタル料	5,000円／月～
販売価格	110,000円

全幅55cmの超軽量＆コンパクト設計のスタンダード車いすです。左右独立している背張り調整があり、「正面」「側面」「上面」の3方向から姿勢を整えられます。

②カルッタ　CRT-1

レンタル料	3,500円／月～
販売価格	118,000円

重さわずか7.9kgの車いすです。
自走でこぐ際に重みが軽減されるため、体への負担が軽減されます

3-3. 多機能タイプ

多機能タイプは、複数の機能が付いた車いすのことです。
例えばフットサポートが取り外せたり、ひじ掛けの高さを調整・跳ね上げたりできます。
ひじ掛けを後方に跳ね上げることで、ベッドやトイレへの乗り移りが便利です。また介助者の負担を軽減します。

では、具体的にどのような車いすがあるのでしょうか？
実際にレンタルできる多機能タイプの車いすを、介助タイプ・自走タイプそれぞれ１つずつご紹介します。

介助タイプ：ネクストコア　NEXT-41B　マルチ

レンタル料	5,000円／月～
販売価格	136,000円

フットサポートにスイングイン・アウトの機能を搭載した、介助タイプの多機能型車いすです。
ベッドとは反対側のフットサポートをスイングアウト、ベッド側をスイングインすることでスムーズに移乗できます。
真上への着脱も可能なため、ベッド側のフットサポートを真上に引き抜いて近づけることも可能です。

自走タイプ：ネクストコア　NEXT-31B　マルチ

レンタル料	5,000円／月～
販売価格	136,000円

自走タイプの多機能型車いすです。
介助タイプと同様、フットサポートにスイングイン・アウトの機能が搭載されています。
ベッドに近づけやすくなっているため、移乗が多い方にはおすすめです。

3-4. リクライニング・ティルト

リクライニング・ティルトタイプは、背もたれを倒すリクライニング機能と座面を一緒に傾けるティルト機能が搭載された車いすのことです。
体に合わせて調節できるため、介護者の安楽な姿勢を保ちやすくなります。

では、具体的にどのような車いすがあるのでしょうか？
実際にレンタルできるリクライニング・ティルトタイプの車いすをご紹介します。

マイチルトコンパクト　MH-CR3D

レンタル料	9,720円／月～
販売価格	192,000円

超スリム＆コンパクトなリクライニング・ティルトタイプの車いすです。
小回りが利くため狭い廊下のカーブも難なく曲がれるほか、折りたためば軽自動車のラゲッジスペースに積み込めます。
「立体スリングシート」「背フレーム後方曲げ」「骨盤＆体感サポートフレーム」の3つの工夫で、姿勢を3次元的にサポートします。

4. 車いすのレンタルなら「よぐGO」がおすすめ

「車いすってどれを選べばいいかわからない」
「できれば、アフターフォローが充実しているところでレンタルしたい」

このようにお悩みであれば、福祉用具レンタルオンラインショップの「よぐGO」を検討してはいかがでしょうか？
車いす選びにお悩みの方には専門スタッフがサポートするほか、ご相談があれば24時間パソコンやスマホで受け付けております。
充実したアフターフォローもありますので、安心してご利用ください。

4-1. 車いす選びを専門スタッフがサポート

どの車いすを選ぶべきか迷っている方のために、専門的な知識を持つ福祉用具相談専門員がご相談に乗ります。
車いすのタイプと種類の特徴を踏まえてお客様の状況にあったものをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

4-2. 24時間パソコンやスマホで相談可能

相談やお悩み事があれば、ぜひ「よぐGO」までご相談ください。
パソコンやスマートフォンからご相談を24時間受け付けておりますので、いつでもどこからでもお問い合わせいただけます。

4-3. 充実したアフターフォロー

「よぐGO」のレンタル商品は、点検・修理・交換が原則無料です。
もし、レンタルしている福祉用具の調子が悪くなったら、納品担当スタッフか問い合わせフォームにてご連絡ください。
すぐに対応させていただきます。

また、レンタル期間には最低利用期間の設定はございません。
電話か問い合わせフォームにてご連絡いただければ、引き上げの担当者が参ります。

5.まとめ

車いすの自費レンタルにかかる料金や購入との違い、実際にレンタルできる車いすをご紹介しました。

車いすのタイプや事業者によって料金は異なりますが、介助・自走スタンダードタイプの車いすや多機能型の車いすであれば、1か月でかかる料金は5,000～8,000円前後です。
1年間で60,000円から100,000円ほどかかるため、購入価格が110,000円の車いすの場合は2年以上の利用の場合は購入したほうが費用を抑えられるでしょう。

しかし、レンタル期間中の点検や修理・交換が無料の事業者もあります。
購入後に不具合が生じて有料での修理や買い替えが必要になったときのことを考えれば、レンタルしたほうがよいこともあるでしょう。

将来的に購入をお考えの方は、お試しでレンタルを利用するのも1つの選択肢です。
レンタルしながら自分に合った車いすを探し、気に入ったものを購入してもよいでしょう。

車いす選びにお悩みの方は、福祉用具レンタルオンラインショップの「よぐGO」までご相談ください。
専門知識を持つ福祉用具相談専門員が、車いす選びをお手伝いさせていただきます。